top of page

子ども誰でも通園制度

 7月から福岡市型『子ども誰でも通園制度』が始まります。保護者の方の就労や理由に関わらず、誰でもお子さんを預けることができます。生後6カ月から2歳までの保育園や幼稚園に通っていないお子さんが対象です。国は預けることができる時間を月10時間としていますが、福岡市は40時間なので、預けたい方にとっては朗報ですね。


 福岡市では32か園で実施し、900人くらいの定員があるそうです。5月24日から申し込みが始まりますが、まずひとり親世帯、障がいがあるお子さんなど、特別な配慮が必要なご家庭からの申し込みになるようです。6月10日からどなたでも申し込むことが可能ですが、かなり狭き門になりそうです。


 西区は受け入れ園が7か園、受け入れ人数は41人です。年齢に応じて定員が違うので、さらに狭き門になる年齢もあると思います。娘が西区にいて、もうすぐ3人目を出産するので、(せめて)2週間だけでもいいから預かってくれる園を探したいと言っていましたが、この数字を見ると難しそうです。


 りんごの花保育園でも、『誰でも通園制度』を行いたいと思っていましたが、園舎が狭く、定員に空きがないので、今回は手を挙げませんでした。頻繁に一時保育の問い合わせの電話があるので、利用したい方はたくさんいらっしゃると思います。


 昨年度のモデル事業では、利用料金は1日1,000円でしたが、今回は1時間300円だそうです。40時間使えば12,000円になるので、ご家庭の負担が少し大きいですね。保育園としては、人件費だけに充当しても採算が取れないので、なかなか苦しい事業です。


 お子さんの年齢が小さいので、病気やけが、アレルギーなどのリスクが高いのがとても気になります。『子ども誰でも通園制度』の本格実施は、令和8年度からだそうです。それまでに、制度の内容と実態が調整され、安心して預けられ、預かることができるような制度になっていることを願います。

 
 
 

Recent Posts

See All
神経発達症

先日のブログに、小学校に入学する前に発達障がいのお子さんを適切な支援に繋げるために、国は5歳児検診を後押ししていることを書きました。5歳児検診の実施率は全国で13%なので、ほとんどの市町村は未実施の状況です。1歳半、3歳児検診と同じように義務化して、みんなが5歳児検診を受診...

 
 
 
療育の質

児童発達支援事業所を開所して7ヶ月。4月から、言語聴覚士、理学療法士の専門職2名が入職し、療育の質がさらに高まりました。児童発達支援管理責任者のO先生は、経験も豊富で、たくさんの業務をこなしながら、核となってみんなをリードしてくれます。...

 
 
 
散歩

昨日、初夏のような気候の中、りんご3組(5歳児)は午後から室見川に散歩に行きました。本当は先週行くはずだったのですが、殺人事件かも(?)という報道に、散歩を諦めたので、期待いっぱいに意気揚々と出かけて行きました(殺人事件ではありませんでした)。...

 
 
 

Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page