子育てを巡る社会の変革
令和5年度の入園児がほぼ決まって、2次の結果を待っているところです。誰もが希望する保育園に入れるといいのですが、なかなかそうはいかないようです。全国的に見れば、待機児童は激減し、定員に空きが出ている保育園も増えています。今後、保育園にとっては苦しい運営が待っています。
保育通信2月号に『保育園を考える親の会』顧問の普光院亜紀さんが書かれているように、需要より供給が増えれば、希望する保育園に入れる人たちが増えますが、保育園の運営は厳しくなります。定員に空きがある場合、公的補助があれば、保育園も安定して経営することができるので、社会情勢の変化に合わせて、制度が変わるよう願っています。
赤ちゃんは、1年中生まれるので、4月の入園でなくても、希望するときに、いつでも保育園に入れれば保護者の方も安心ですね。月齢が低い赤ちゃんを4月に預けるのはやはり心配だと思います。生後3か月の赤ちゃんと11か月の赤ちゃんでは大きな違いがありますからね。
待機児童が減ったとはいえ、1歳児の入園が相変わらず厳しい地域もあるようです。育児休暇の延長をするために、受け入れ枠がない保育園に申し込む人もいて、混乱が起きています。1歳半まで育児休暇の制度が使えるようになればいいのですが、保育園は0歳児がますますいなくなってしまうので、苦しい状況になってしまいます。あちらを立てればこちらが立たず・・・なかなか難しいですね。
女性の社会進出を後押しするために始まった乳児保育ですが、喫緊の課題は少子化対策です。安心して子どもを産み育てるために、抜本的な改革が必要です。自分で子どもを育てたい人は安心して子育てに専念し、社会で活躍したい人は安心して子どもを預けて働くことができるよう質も量も満たした保育園が必要です。子育てをめぐる社会情勢は変化しているので、新しい考え方が必要なのかもしれません。
そんなことを朝からずっと考えていて気持ちが暗くなっていたのですが、夕方嬉しい報告を聞きました。2歳児のAちゃんがお姉ちゃんになるそうです。昨年に引き続き、りんごの花保育園はベビーブームです。目の前にいる子ども達と保護者の方の力になれるよう頑張らなくてはと力が湧いて来ました。
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