守ってあげる
- 智子 大瀧
- Jul 3, 2024
- 2 min read
昨日の夕方、ちょっと感動した話を書きます。夕方の園庭では、やっぱり泥遊びや水遊びが始まってしまいます。お迎えに来られた保護者の方をお待たせするのは申し訳ないので、「この時間は水を使うのはやめようね」と言っているのですが、なかなか私たちの切なる願いを聞いてくれません。
子ども達は、加減が難しいので、泥遊びが始まってしまったら、ドロドロになる子もいます。昨日の夕方もそうでした。3人の男の子たちが三輪車をドロドロにして、その後園舎の壁に泥を塗りつけていました。
「保育園が泥だらけになったら悲しいな」と言うと、その言葉が気持ちを煽ってしまったようで、「保育園なんか泥だらけにしてやる!」とQくん。それに乗じてしまうZくんとXくん。悲しいな~と思っていたら、そんな雰囲気を変えてくれたのは4歳児のMちゃんでした。
「Mちゃんは保育園が大好き」それを聞いて同じく4歳児のIちゃんが、「Iちゃんも保育園が好き!」
MちゃんとIちゃんの心優しい言葉に気持ちが和みました。
「ありがとう、Mちゃん、Iちゃん。」と言うと、泥だらけにしようとしていた3人の男の子たちの手が止まりました。「Mちゃんが保育園のことを守ってあげる!」「Iちゃんも守ってあげる!」なんて素敵な言葉でしょう。
その言葉を聞いてちょっと気まずくなったのか、3人の男の子たちはその場から離れて行ってしまいました。ギャングエイジのような男の子たちですが、お友達の言葉を聞いて、自分たちの行動を振り返ることができるようになってきました。大きな成長です。
ありがとう、MちゃんとIちゃん。いつもおとなしいMちゃんとIちゃんの優しい言葉にたくさんの元気をもらいました。
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