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小学校との連携

 来年度の就学に向けて、5月中旬から就学相談会の申込が開始され、7月3日に締め切られます。就学の一年前に進路を決めるのは難しいですね。1年はあっという間に過ぎていきます。就学先の小学校は大きく分けて通常学級、特別支援学級、特別支援学校の3つに分かれます。通常学級に通いながら、特別な支援が必要なお子さんは、「通級指導教室」に通うこともできます。


 「通級指導教室」はよく聞く言葉ですが、実際にどんなことをしているのかわかりませんでした。先日のオンライン授業で通級指導教室の様子を見て、何を目的に、どんなことを行っているのかを理解することができました。


 通級指導教室は、週に1回、保護者の方と一緒に通学します。2時間のプログラムの中で、お子さんの課題を克服するために、先生と1対1で、或いは同じような課題を持ったお子さんと小グループで活動に取り組みます。


 活動の内容は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)・運動学習・認知学習などがあり、苦手なことを克服できるようなプログラムが準備されています。何がどのように苦手なのかをアセスメントすることが重要で、通級指導教室で学ぶことで、成果が表れ、学年が上がるうちに徐々に通級指導教室に通う必要がないお子さんも出てくるそうです。


 こんなに長い間、保育園に勤め、たくさんの卒園児を小学校に送り出してきたのに、今頃になって「通級指導教室」を理解したなんて、本当に勉強不足です。これから、もしかしたら、もしかすると、児童発達支援事業所を開所できるかもしれないので、しっかり学んでいきたいと思います。


 保育園にとって小学校は(心理的に)遠いところにある場所です。本当はもっともっと近づいて、「(卒園児の)○○さんの様子はどうですか?」と訊けるようになるといいのですが・・・。福岡市は保幼小の連携がうまくいっていないので、児童発達支援事業所が増えると、連携が進むかもしれません。児童発達支援事業所の大きな役割のひとつに、保育所等訪問支援事業があるのですが、対象は保育園・幼稚園・小学校・中学校のお子さんの支援です。それが小学校との連携の突破口になるといいなと思っています。

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