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小学校の高い壁

 昨日の定例会では、保育所等訪問支援事業についての意見を言わせてもらいました。保育所等訪問支援事業は、受給者証があるお子さんの保護者の方が、児童発達支援事業所と契約をして、事業所を利用しているお子さんの幼稚園や保育園に行き、直接支援をしたり、担任の先生等にお子さんの特性を伝え、関わり方や環境のつくり方などについて気づいたことを提案したりするなどの間接支援をします。



 児童発達支援事業所の中ではうまくいっていても、いつも通っている保育園、幼稚園の大きな集団では適応が難しいお子さんがたくさんいます。保育園・幼稚園と保護者の方、事業所がお子さんについて共通理解をすれば、それぞれの場でもっとスムーズに気持ち良く過ごせるのではないかと思います。



 今年3月まで、2名のお子さんが保育所等訪問支援を利用し、4月以降は12名のお子さんが希望されていて、月に2回ほどそれぞれの保育園や幼稚園を訪問することになっています。


 制度としては新しく、認知度がまだまだ低いので、理解して受け入れてくれる園は限られています。通っているうちに担任の先生や園の先生と信頼関係もでき、お子さんにとってより良い支援ができるようになるので、もっとたくさんの園に受け入れてほしいと願っています。


 児童支援事業所りんごの花では、国も推進しているこの事業に力を入れていきたいと思っています。この事業は保育園・幼稚園だけではなく、小学校も対象です。小学校には高い壁がありますが、自分のことを理解している事業所の先生が行くだけでも、お子さんにとって心強いと思います。


 定例会では、小学校の高い壁を乗り越えて支援ができるように、この事業を周知してほしいとお願いしました。諦めずに、壁を叩き続ければ、きっと高い壁を乗り越えられる日がやって来ます。その日まで叩き続け、声を上げ続けていきたいと思います。

 
 
 

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