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小学校への期待 その②

 午前中、卒園する子どもたちとのお別れ会を開きました。コロナの感染状況がまだまだ心配なので、みんなで歌を歌ったり、言葉のやりとりはせずに、各クラスから卒園児に手作りのプレゼントを渡しました。お花の王冠、ペンダント、花束、鉛筆立てと卒園児の手はたくさんのプレゼントでいっぱいになりました。


 卒園児は、お世話好きで、いつも遊んでくれ、着替えを手伝ってくれたり、抱っこをしてくれる優しい子ばかりです。卒園して会えなくなることがわからないので、いつも通りにくっついている小さい子どもたちの姿が見ていて切なかったです。


 卒園児も、「〇〇くみは〇〇が大好きだから・・・」と自分たちで考えて、小さい子どもたちが喜びそうなものを手作りしてプレゼントしてくれました。一つ一つ丁寧に作ってくれたプレゼントには、卒園児の子どもたちの思いがしっかり詰まっていました。


 夕方、2年前に卒園したYくんが、小学校の話をしに来てくれました。「こんな面白い授業もあるよ。」と伝えるために、タブレットで曲を弾くつもりだったそうですが、春休みが近づいているからでしょうか、貸し出しができなくなったそうです。コロナ禍で、鍵盤ハーモニカが弾けないので、タブレットを使って曲を弾いていると聞いたので、私も楽しみにしていたのですが、残念です。またの機会に聞かせてくださいね。


 タブレットの代わりに、図工で書いた絵やセロファンを多用した電車の作品を見せてくれました。子どもたちから「うわ~っ」という感嘆の声が上がり、小学生への憧れの気持ちが膨らんだようです。交流会も2回目なので、質問も具体的になり、いよいよに迫ってきた小学校生活のイメージが現実味を帯びてきたのでしょう。子どもたちの表情もやわらいでいたので、こんなお兄ちゃんがいてくれるなら大丈夫と思えたのではないかと思います。


 同じ年に卒園したKちゃんは、小学校の絵を届けてくれました。授業風景と、運動場の様子がよくわかる絵です。みんなマスクをつけているのがリアルです。先日、絵を届けてくれたKちゃんに、「一日中、マスクつけてるの嫌じゃない?」と聞いたら、「大丈夫」と答えてくれました。子どもの適応力は高いですね。


 前回の交流会の後、Eくんが「今一番楽しみなのは小学校」とおうちで話していたそうです。不安でいっぱいだったEくんの気持ちを変えてくれたのは、いつも一緒に遊んでいた1つ年上の卒園児のお話です。卒園児の皆さん、本当にありがとうございました。おかげで、小学校への不安が期待に変わりました。身近な先輩の力はすごいです。


 小学校に行って、マスクをつけて、新しい友達と新しい経験をして、ドキドキするでしょうが、こんなにたくさんの人に応援してもらっているので、ワクワクする気持ちのほうが大きくなると思います。



 

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