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幼児期につけたい力

 りんご組(3・4・5歳児)は、暑い中、運動会をする予定のグランドまで歩いて行きました。かけっこの練習をするためです。りんご3組のMちゃんは、おうちで「(組体操で砂がついて)足が痛くても泣かない」「跳び箱5段跳ぶ!」と宣言していたそうです。


 気候が変化して、以前とは違う暑さの中で練習しなくてはいけないので、器械体操や組体操は無理かもしれないと考えたりしています。でも、子ども達が目標を持って生き生きと取り組み、運動会が終わった後の自信満々の姿を見ると、運動会の意義を感じて迷ってしまいます。


 今日の研修では「なぜ鉄棒や跳び箱をするのか?」について学びました。タイムリーな研修でした。誰かに見せるためではなく、鉄棒をすると握力がつき、小学校に入学した時、筆圧が違うそうです。小学2年生の4割が、握力がないために、定規を使って真っ直ぐ線を引くことができないとも話されていました。鉄棒は必要な力(握力)をつけるために、行っているのですね。


 最近は、跳び箱に手をついただけで関節が外れてしまう子もいるそうです。けがが多いので、跳び箱をやめる園も増えているそうですが、手で体を支える力をつけるために、跳び箱に取り組むことは大事と話されていました。転んだ時、手が出ればダメージは少なくなります。


 「今の世の中、したくないことはしなくていいという風潮になっていますが、それでいいのでしょうか?子どもたちに必要な力をつけないと、防げるけがが防げなくなってしまいます」と、問われました。幼児期に基礎能力をつけることはとても大事だそうです。


 講師の先生は、いろんな園に体育指導に行ってあるそうですが、「子どもたちが取り組みたいと思うような環境をつくれるのは、毎日子どもに関わっている先生たちです」と言われました。熱中症に十分気をつけ、一人一人の子ども達の心や気持ちに寄り添いながら、子どもたちが主体的に取り組める運動会を目指してみようと思います。

 
 
 

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