当たり前ではない

 少し前、5歳児の孫と一緒に街中を歩いていた時、1枚のポスターに孫の眼が釘付けになりました。やせ細った子どもが、泥の水を飲んでいる写真です。


 「この子、何してるの?」と訊くので、「世界では、こんなふうに泥の水しか飲めない子もいるんだよ。」と話すと、「なんで?お腹こわさないの?」と驚いたようにポスターの写真を見つめていました。


 テレビのドキュメンタリーでもありましたが、水道どころか、井戸水もなく、雨水を飲んだり、泥水を飲むしかなく、それで命を落とす子ども達がたくさんいます。私達大人でさえ、想像できないくらい今の日本の状況とかけ離れているので、子どもに理解できるはずはありません。


 生まれ落ちたところによって、こんなに差があるのです。水や食べ物が豊富にあって当たり前の社会で生きている私たちができることはなんでしょうか?


 子ども達は、大人が教えないと水の大切さや食べ物の大切さに気づくことはできません。蛇口をひねれば水が出てくるのが当たり前の世界で生きていますが、それが当たり前ではないことに気づき、水や食べ物がある生活に感謝し、大切に使うことも大人が教えなくてはと思います。


 豊富に食べ物があることで、私たちは健康な体をつくり、維持することができるようになりました。その反面、食べ過ぎたり、極端な嗜好に陥り、健康が蝕まれることさえ起きています。小さいときから食べ物や水を大切にする気持ちを育てていかなくてはと思います。

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