待機児童対策だけではない子育て支援を

昨年12月、国は、「新子育て安心プラン」を公表しました。そのなかで、待機児童解消のために令和3年度から6年度までの4年間で約14万人分の保育の受け皿を整備しようとしています。日本の人口は減少基調が進み、保育所の利用児童数は令和7年にピークを迎えるのではないかと言われているのに・・・。すでに、人口減少の影響下にある自治体では、定員割れにより保育所の運営が困難になっているそうです。

 これは地方だけの話ではありません。福岡市保育協会のホームページの各保育園の空き状況を見ても、昨年から大きな変化が見られます。これまでは、定員割れをしているのは主に西区だけだったのですが、今現在福岡市全ての区で空きがある園があります。りんごの花保育園もそうですが、この5年の間に急速に保育園ができて、需要と供給のバランスが入れ替わりつつあるのです。

 福岡市周辺の地域では、まだまだ保育所が不足しているようですが、これも時間の問題かもしれません。東京でさえ定員割れをしている園が出てきているという話も聞きました。国が一度進めた計画を修正するのは時間がかかるので、このアンバランスはますます進んでいくのでしょう。

 せっかくここまで保育園が増え、幼児教育が無償化になり、子どもを産み育てやすい環境がやっと整ってきたところで、つぶれる保育園が出てきては本当に勿体ないと思います(決して他人ごとではないのですが)。日本の今後の発展は、少子化を止められるかにも大きく関わっています。


 安心して、楽しく子育てができるよう、待機児童対策だけでなく、今後は在宅で子育てをしている方たちにもさらなる支援が必要なのではないかと思います。保育園はその支援ができるのではないでしょうか。

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