心に残る卒園式に
- 智子 大瀧
- Mar 18
- 2 min read
卒園式の練習でも、それぞれの子どもたちが思いをもって参加するようになりました。2階の保育室で練習しているのですが、2歳児・3歳児が遊んでいる様々な音や動きが聞こえて来ます。その中で集中するのは難しいと思うのですが、しっかり練習に参加している姿は流石です。
今日はいいところ探しで、5歳児が1枚の用紙を持って先生たちのところを回っていました。担任のM先生から、いいところが書いてあるシールを預かっていたので、用紙に貼り、ギュッと抱きしめると、とても嬉しそうでした。こんな機会でないとギュッと抱きしめることができない子ども達もいるので、みんなを抱きしめることができて幸せでした。
担任のM先生が書いてくれたいいところシールを見て納得し、でも、私が知っているいいところも書き加えました。みんなそれぞれたくさんのいいところを持っているんだなと感じた一日でした。いいところを認められると、心が温かくなって、意欲が出ます。自分を好きになり、人を好きになります。いいところをたくさん見つけて、見つけられたいですね。
これまでの教育は叱咤激励してできないことを指摘してやらせることが多かったように思います。それで奮起することができればいいのですが、自信を無くして意欲がなくなってしまうこともありますね。褒めて、認めて、意欲を引き出すことはとても大事だと思います。
1時間の長い卒園式の練習をがんばっている子ども達は、それだけですごいと思います。昔は、背中、ピン(背筋を伸ばす)、手はお膝、足はグー(両足を揃える)と何度も注意をしていました(今でもたまに出ます)が、それで卒園式が嫌になったり、良い思い出として残らないのは悲しいです。子ども達はひとり一人最大の力を出して頑張っています。卒園式では、みんなでそれを認めて、心に残る卒園式にしたいと思います。
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