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意外なコミュニケーションの場

りんごの花保育園の駐車場は、歩いて200メートルくらいの場所にあります。かなり広い駐車場なのですが、間に交差点があって信号待ちの時間が長いのが難点です。


 常々、朝夕の忙しい時間に申し訳ないと思っていたのですが、先日の卒園式の謝辞で、「親子で手を繋いで話をしたり、他の保護者の方と話をする貴重な時間でした。」と言ってくださいました。


 時間がかかって大変ではなく、駐車場まで距離があるから、我が子や他の保護者の方とコミュニケーションを取ることができて良かったという言葉を頂き、とても嬉しく思いました。


 そう言えば、夕方、お友達とお迎えの時間が同じになると、子ども達はとても嬉しそうです。「◯◯ちゃん、一緒に帰ろう。」という弾んだ声が聞こえます。「〇〇先生、一緒に帰ろう」「〇〇ちゃん、一緒に帰ろう」と言う会話が飛び交うのもいいなと思います。


 駐車場に向かう道では、交通ルールを学んでいます。道路の端を歩くのは危ない、車が行き交う道はお家の方と手を繋ぐ、横断歩道では手を上げて、右左を確認しながら渡る・・・毎日のくりかえしで交通ルールが身についています。


 少し遠い駐車場への道のりが、大切なコミュニケーションの場になっているとしたら、本当に嬉しいです。りんごの花保育園の保護者の方や、子ども達が仲良しなのは駐車場が少し遠いお陰かもしれません(都合の良い解釈かもしれませんが)。何よりも、そのように言ってもらえたことが有り難かったです。


 りんごの花保育園は、開園して3年目が終わろうとしています。これからもずっと事故がないよう、子ども達や保護者の方が、園の前の道を楽しく登降園できるよう、日々祈っています。

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