成長が止まらない
昨日、2歳児担任のM先生が、「園長先生、ちょっと自慢していいですか?2歳児の子どもたちが急成長しているんです。さっきも、園庭にたくさん残っていた玩具を『こんなにいっぱいどうする?』と言ったら、Y・SくんとY・Aくんが二人で全部片づけてくれたんです。」
年末、給食を完食したら、『ぴかぴかごはん表』に★シールを貼るようになっていたのですが、苦手な野菜にも挑戦するようになり、★マークがたくさんついて、子ども達が大喜びしている話を聞きました。目標に向かって友達と一緒に頑張れるなんて、頼もしい2歳児に成長したものです。
1・2歳児は一緒の保育室で過ごしているのですが、1歳児には2歳児の姿がとても刺激になっています。2歳児のようにはいかなくても、見て真似をしようとします。寒くてもトイレに行こうとするのは2歳児のお陰です。
2歳児はほとんどトイレトレーニングが完了しつつあって、誘わなくても自分が行きたいタイミングで行くようになっています。トイトレーニング完了は、子ども達に自信を与えてくれる大きな成長です。時間になったら、みんな揃って並んでトイレに行くのは嫌ですよね。
みんな一緒、みんな同じ時間にすれば効率的ですが、それでは子どもの自由な意思は育ちにくくなってしまいます。保育園は集団生活ですが、どんなに小さくても子どもの意志を尊重し、子どもが主体となって行動できるような工夫ができます。
成長著しい2歳児は、運動会が終わった10月後半から、担当制(順番に担当の先生に援助してもらいながら食べる)を修了して、好きなタイミングで好きな場所で一緒に食べたい友達と食べるようになりました。子ども達はそれをとても喜んでいて、さらに給食の時間を楽しみにして、食べる量が増えたそうです。子どもの発達に合わせて環境や大人の援助を変えることは本当に大事だと実感します。
今年になって保育室の配置が変わり、ままごと道具も増え、遊びもより楽しく豊かになっています。子ども同士が言葉でコミュニケーションを取りながら遊び、仲良しのお友達や、いつも一緒に遊ぶお友達がいてとても楽しそうです。
進級スタートまであと1か月。はな組の子ども達の心も身体も準備万端です。最後の仕上げである生活発表会での子ども達の成長を楽しみにしたいと思います。
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