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新しい時代

保育参観週間2日目。今日もたくさんの保護者の方が来られました。以上児クラスは、近くの公園に行って体をたくさん動かして遊んだようです。お父さんたちも来られていたので、子どもたちは嬉しかったと思います。


 昨日、保育参観に来られた他の園で働いてある保護者の方が「うちの園と全然違う。りんごの花保育園で働きたい」とおっしゃってくださったそうです。「先生たちがとても穏やかだから」と言われてM先生は「よそゆきですよ」と答えたそうですが、いつも通りです。


 先日聞いた話ですが、保育園に勤めて3日で出勤しなくなった人がいて、退職代行会社から「退職します」と電話があったそうです。こんな話を聞くのは初めてではありません。他の園の園長先生も、保育室はあっても保育士がいないから受入れ人数を減らしていて、待ってある方がいるのに申し訳ないと話されていました。


 こんな状況が長く続いています。保育士が少なければ、それだけ他の人の負担が重たくなります。仕事量の重さ、子どもの命を預かっているという責任の重さを考えると、今の処遇では人は集まらないでしょう。でも、給料が上がればいいかと言われればそうでもないように思います。業務量を減らして、もっと子どもに向き合える時間が必要です。時間外労働も減らして・・・。


 福岡市では、保育書類の見直しがあり、随分削減されました。他の園の先生とそのことについても話題になりました。私たちが現場で働いていた時と比べると大きな差です。これで質が高い保育ができるのか?と現場を経験してきた先生たちはみんな疑問に思うようです。


 でも、そんなことを言っていられないくらい、保育士不足は深刻です。「こども誰でも通園制度(仮称)」も始まろうとしているのに、どこで人材を集めればいいのでしょう?ますます人手不足になりそうです。


 根性・努力・忍耐で乗り越えてきた時代はもう終わったのだと思います。気持ちにゆとりをもって生き生きと働ける職場環境をつくりたいと思います。

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