日々の活動が今をつくる
昨日NHKで放映された『魚捌き教室』を見て、たくさんの感想が寄せられました。「子どもたちの表情がとても生き生きしていましたね」「楽しい雰囲気が伝わってきました」「本物を見ることですごく刺激になったみたいです」と、保護者の方からも嬉しいお言葉をいただきました。
5歳児のTくんのお母さんから、「Tがテレビを見て『りんごの花保育園でよかった』と言っていたんですよ」とお聞きしました。恥ずかしがり屋のTくんがそんなことを言ってくれるなんて思わなかったので、とても嬉しかったです。担任のY先生に伝えると、「え〜っ!そうなんですか?なんかちょっと悔しい気持ちがします」「でも、これまでの活動があったからですよね」とふたりで納得しました。
この1年間、『キラキラデー』で、それぞれのテーマを追求してきました。さかなグループは、魚捌き教室の時も、これまで自分たちが学んだことを思い出して、魚の名前を言ったり、魚の部位やその役割について発言していました。
捌かれた魚を見て、「この黄色いのは何?」と誰かが言うと、「さかなグループで調べたらいいんじゃない?」と言う声が上がっていました。わからないことがあれば、自分たちで調べる、考えることが定着していることを嬉しく思いました。
『魚捌き教室』の直後、魚の絵を描き始めた子どもたち。心に残ったことを思い出して再現しようとする気持ちが育っています。誰かに言われたのでもなく、進んで、新しく得たものをそれぞれ表現していました。粘土やブロックで魚を作ったり、プロの料理人の方に教えてもらった持ち方で玩具の包丁を握って切っていた子もいたそうです。
学習は、インプットした情報を、自分なりの方法でアウトプットすることで定着していきます。きっと魚捌き教室で感じたこと、学んだことはずっと記憶に残るでしょう。
それにしても、子どもたちの魚の絵がとても上手で驚きました。毎日、せっせと作ったり描いたりしているからでしょうね。それをレポーターのお姉さんにプレゼントしたことをテレビを見て知りました。手紙を書くことも子どもたちの生活や遊びの中に定着しています。やっぱり日々の積み重ねが今に繋がっているのですね。
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