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未来へのメッセージ

 中村学園大学教授の那須信樹先生が、ウエブ研修で、アメリカの作家・教育家であるニール・ポストマンの言葉を紹介してくれました。


 「子どもは、私たちが目にすることのない未来の時代へ、私たちが送る生きたメッセージである」

とても重たい言葉です。私達は、命を引き継いでここに存在しています。前の時代の人たちが残してくれた今の世界で、精いっぱい生き、次の世代に思いを引き継いでいかなくてはいけません。


 突然コロナウイルスの脅威にさらされ、世界中の人たちが翻弄され、生存さえも脅かされてきました。それでも私たちはここにいます。子ども達がこの3年間、必要な経験や大切な経験ができなかったことも含めて、未来の社会で前を向いて胸を張って生きることができるよう、子ども達の育ちをしっかり支えていきたいと、ポストマンの言葉を聞いて改めて思いました。


 少し話が重たくなってすみません。世間では、コロナウイルス対策の方向転換や統一教会と政治家の結びつきなど、なんだか信用できない話がたくさんです。大人が胸を張って子ども達の前に立たなくては未来を信じることはできませんね。


 私たちは、小さな保育園の中で、毎日、〇〇ちゃんが歩けるようになった、〇〇ちゃんがごはんをたくさん食べた、〇〇ちゃんが、大きな声でみんなの前で話せるようになったなど、子ども達の小さな変化をみんなで喜び合って過ごしています。あまり子どもに関わることがない人たちにこんな姿はどう映るのでしょう?


 こんなに日々成長している子ども達が未来の社会をどう生きていくのか、覗いてみたくなります。未来社会が、人と人の温かい関わりが当たり前の社会でありますように。これ以上、科学技術が発展していませんように。でも、医学がもっと発達して、みんなが心身ともに健康で長生きできますように。子どもが子どもらしく子どもの時間を十分楽しめますように。


 今よりも、もっと将来は良くなると信じて、やっぱり子ども達の小さな成長を心から喜びながら、日々を重ねていきたいと思います。



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