生き物を飼う
りんご組(3・4・5歳児)には、たくさんの小動物がいます。保育室に続く廊下の棚や机には虫かごがずらりと並んでいて、コンクリートや葉っぱ、土、木の枝などがそれぞれのかごに入っています。よく見ないとわからないのですが、その中には様々な虫がいます。先日、『生き物を飼う』グループのYくんが『トカゲ』を持って来てくれたので、今はトカゲが大人気です。
夕方、トカゲが入った虫かごが園庭に移動していて、トカゲを見たい、触りたい子どもたち同士のトラブルが絶えませんでした。友達が触っていたら、触ってみたいという気持ちになりますね。誰かが「気持ち悪い、怖い」と言えば、みんなそう思ってしまうので、こうして小さいころから「こいつ(?)かわいい」とか言いながら虫に親しむのはとてもいいなと思います。小さい時に興味を持ったり、触ったりしていないと、大きくなってからでは、触ろうという気持ちにはならないような気がします。
私もトカゲは苦手です。中学校までの通学路で、必ずヘビに遭遇したのがトラウマになっています。トカゲもヘビも苦手ですが、子ども達にとっては、トカゲも「かわいい」動物のようです。そんな気持ちは大事にしたいと思いながら、ちょっと離れて見ています。
キラキラデーの『生き物グループ』は、いろいろな生き物を飼ったり、どんな環境の中で生き物が育っているのかについても調べてみたいそうです。トカゲは生餌しか食べないので、どうやって育てていくのか、育てられるのか興味深いです。そうやって見ていると、トカゲもかわいく思えそうです。
園庭のプランターの下には、ナメクジがたくさんいるのですが、子ども達にはナメクジもカタツムリも同じように見えるようで、集めたり、触ろうとするので、いつも先生たちに止められています。ミミズも・・・。小さいころに、誰とどんなモノに、どのように出会うかは大事なので、園庭で出会う虫たちとの出会いも大切にしたいと思います。カタツムリ、カニ、ダンゴムシ、メダカ、金魚、カブトムシ・・・・。開園して7年目になりますが、どんどん仲間が増えて、毎日おもしろいです。
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