男性の育児休暇
昨日、育児休暇についてブログを書き終わると同時に、報道番組で父親の育児休暇についての特集を見ました。1996年には、わずか0.12%だった男性の育児休暇取得率が、2020年には、12.65%となったそうです。それでもわずか1割ですが・・・。
娘は、11月に出産したのですが、夫が1週間育児休暇が取れたので、出産の立ち合いも上の子も世話も全部してくれて、私も助かりました。なによりも、出産が始まればいつでも駆けつけてくれるという安心感が娘の心の拠り所になったと思います。
りんごの花保育園の男性のA主任も、最初のお子さんの時は、1か月育児休暇を取得しました。他の先生たちも、育児休暇を取得することを応援してくれました。昨夜見た報道番組では、「男性が育児休暇を取ることへの理解がまだまだ進んでいない」と実際に育児休暇を取得した男性が話していました。
男性が育児休暇を取得すると言ったら、会社や同僚はどう受け止めるでしょうか?当たり前のこととして、出産を喜び、認めてくれるでしょうか?1人目の時は大丈夫でも、2人目、3人目の時はどうでしょう?まだまだ日本社会では、男性の育児休暇は特別なことだと思います。
育児は女性がするものという固定観念は根強いですね。昨日も書きましたが、小さい子を保育園に預けることへの批判や無理解は、今も解消されていないような気がします。女性は仕事か子育てかどちらか一つを選ばなくてはいけないとしたら、この先の日本社会の発展は望めないでしょう。
もういい加減、役割分業意識やジェンダーの問題を乗り越えてもいいのではないでしょうか?日本社会の女性管理職の平均割合は8.9%、国会議員の女性の割合は9.9%・・・。あまりにも男性優位が甚だしくて悲しくなります。子育てが上手な男性がたくさんいて、仕事で能力を発揮できる女性もたくさんいます。固定観念や意識を変えないと、本当に諸外国から置いて行かれてしまいますね。
保育園は働くお父さん、お母さんの味方であり、応援団でもあります。育児休暇を上手に取得して、ご夫婦で協力して、温かく楽しい家庭をつくり、やりがいのある仕事を続けてほしいと願っています。