男性の育児休暇
今年の合計特殊出生率は1.15を割り込む予想で、生まれた赤ちゃんの数は昨年と比べて5.8%減少し、68.5万人になるようです。本当に少子化が止まりません。赤ちゃんを目にすることが減っているのを実感します。5ヶ月の孫を抱っこしていると、たくさんの人に声をかけられるはずです。赤ちゃんは、珍しい貴重な存在になりつつあります。
少子化に歯止めをかけるために様々な施策が出されていますが、どれも目立った効果はありません。どうすれば出生率が上がるのでしょうか?
昨日の報道番組で男性の育児休暇が取り上げられていました。少し前なら男性が育児休暇を取るなんて・・・!と思われたのに、最近では〇〇さんのお父さんは育休中・・・という話をよく聞くようになりました。お父さんが抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしている姿は当たり前になっています。いいですね。お父さんとお母さんの間に生まれてきた赤ちゃんなので、おふたりで力を合わせて、役割分担をしながら育児を楽しんでほしいと思います。
特に出生後すぐに育児休暇を取るのがおすすめです。現在は、給与の67%が支給されていますが、来年からは要件を満たせば、100%支給される期間もあるそうです。経済的なことを心配しないで育児ができれば、さらに男性の育児休暇取得が進むでしょう。
生後すぐの育児は大変なので、お父さんが一緒にしてくれるとお母さんの気持ちがずいぶん楽になりますが、メリットはそれだけではありません。赤ちゃんが生まれてから1か月は、一日一日、目に見えて発達します。そんな素晴らしい瞬間を目にしたら、赤ちゃんが可愛いと思う気持ちがさらに大きくなるのは間違いありません。
赤ちゃんにとっては、この世に生まれてきて不安でいっぱいな時に、優しく世話をしてくれる人の顔や声がしっかり刷り込まれるでしょう。生後1か月のかけがえのない時期をぜひ一日中一緒に過ごしてほしいと思います。男性が育児休暇を取得するのがもっと当たり前の社会になりますように。
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