発達の最近接領域
最も効果的な教育は、発達の最近接領域に働きかけることだと言われていますが、今日のりんご3組(5歳児)の組体操の練習を見て、納得しました。2週間ぶりの練習で、体育教室の先生の指導を受けたのは1回だけだと思うのですが、そんなことを感じないほどみんな上手にできていました。
発達の最近接領域・・・(子どもが)一人ではできないけれど、誰かが少し助けてあげればできるようになることを課題にして、自信をつけさせ、さらに次の課題を設定して発達を促すという考え方ですが、なるほどと思いました。そんなに練習しなくても、これまでの遊びや活動の中で育ってきた力をフルに使い、できないところは先生たちに声を掛けてもらったり、手を貸してもらいながら、みんなが目標を達成することができました。周りに未満児クラスの子ども達や先生たちがいて、時々声援を送ったりしていたので、さらに発達が促されたのかもしれません。
運動会まであと3週間。子ども達の気持ちは高まっています。おうちの人に見てもらいたい、笑顔になってほしいという気持ちでいっぱいのようです。できる、できないではなく、今できることを精一杯がんばっている姿を見てほしいと思います。
りんご1組・2組(3・4歳児)は、ポンポンを持ってダンスをするのですが、全く踊ってくれない子が何人かいて、担任の先生は困っています。どうすれば踊ってくれるのでしょう?Aくんに「なんで踊らないの?」と訊くと、「ピンクがいや」という返事。ポンポンの色は赤なのですが、(男の子の)子ども達にはピンクに見えるようです。「じゃあ何色だったらいいの?」「青」なるほど。いつも、自分で決めているので、「この色だよ」と決められるのは嫌なのかもしれません。青色のポンポンを準備したら踊ってくれるのでしょうか?
夕方、ダンスをしようと声を掛けると、Aくんが自分からやって来てくれたのですが、青色のポンポンがないのを見てスッと離れていったそうです。担任の先生の悩みはもう少し続きそうです。
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