絵を描くのは面白い
もうすぐ近くの商業施設に『母の日・父の日』の絵を掲示してもらうことになっているので、りんご3組(5歳児)の絵の仕上げを手伝いました。
それぞれの子ども達がお父さんやお母さん、きょうだいの絵をクレパスで楽しく描いていました。絵を描き慣れている子、あまり絵を描かない子がいますが、絵を描くのが好きになってほしいと思います。
絵を描くには、イメージする力、表現する力が必要です。描き慣れるのは大事で、たくさん描くうちに表現する力や道具を使いこなす力が育ち、また描いてみたいという気持ちになり、描くことが好きになります。
担任をしていた頃は、全員座らせて、肌色のクレバスを持たせて、一斉に顔を描かせていたので、みんな同じような絵が出来上がりました。子ども達の頭に浮かんでいるイメージはそれぞれなのに、同じ絵を描かせることになんの意味があるんだろうと気づいた時に、イメージを押し付けるのはやめよう、一斉に描かせるのはやめよう、子ども達が描くのが楽しいと思えるように描かせてあげようと思いました。
今日は、仕上げなので、それぞれの子ども達が描いた絵に絵の具で色をつけました。色を混ぜることに興味が向かってしまうと、本来の目的が達成できなくなってしまうので、パレットに絵の具を置いたり、溶かしたりするのは私の役割にしました。子供達は、クレバスとは違う絵の具の色の広がりや透明感をとても面白がっていました。
「ここは何色に塗る?」「赤い色のクレパスに赤の絵の具を塗ったら見えなくなるよ」など、子ども達が知らないことを伝えながら仕上げました。「面白かった〜!」「またしたい」と言ってくれたので、一番の目標は達成されたと思います。
私自身、絵を描くのか苦手で、出来るだけ避けて来たのですが、絵を描くのがすきだったら、もっと人生が豊かになったかもしれません。得て不得手はありますが、子ども達が絵を描くのか好きになってくれるといいなと思います。
Comments