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緊急事態宣言明け

 全国一斉に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されました。ワクチンが進んだためでしょうか、感染者数は確実に減少したので、喜ぶべきことなのでしょう。2年前、中国でコロナウイルス感染が拡大した時に、中国人のお母さんから、「これは本当に怖いウイルスですよ。」と言われたとき、全く理解できずに、そのうち収まるだろう、そんなに怖がらなくてもいいのにと思ったことを思い出します。


 このタイミングで全国一斉の解除がいいのかどうかわかりませんが、誰も予測することができないので、実証実験をしているようなものでしょうね。油断をせずに、そろりそろりと活動していきたいと思います。


 りんごの花保育園も、今日から玄関での送り迎えではなく、保護者の方に保育室まで入って頂くようにしました。リスクは高くなるかもしれませんが、子ども達はおうちの方が保育室に入ってくれると安心します。保護者の方にとっても、保育室に入って日々の子ども達の姿や環境を見られることが安心感につながるのではないかと思います。


 コロナウイルス感染症について、昨日『下村小児科病児保育便り』が送られてきました。いつもわかりやすい情報を伝えて頂くので本当に有難いです。

 

 

 テレビや新聞などで、「子どもの感染者は他の世代よりも増加率が高く、子どもに感染しやすくなってきた」という報道があります。確かにその通りですが、子どもだけが感染しやすくなったのでしょうか?結論はそうではありません。


 1.先ずは、20~30歳代の子どもの親世代の感染者が増加してきて、その後に子どもの患者数が増加してきました。デルタ株の感染力は従来のウイルスよりも強くなりました。このため、大人と同様に子どもの感染者数も増加しましたし、子ども同士の感染も増えてきました。しかし、子どもだけが感染しやすくなったわけではありません。


 2.日本でも、20歳以上のワクチン接種率が55%を超えてきて、この世代の感染者数が減少してきたので、相対的に子どもの感染者数が増加してきました。


 3.子どもの感染は大人からのものがほとんどです。ときどき、子ども同士の感染が報道されますが、稀だからこそ取り上げられるのであり、気にし過ぎる必要はありません。

                                (一部抜粋)  


 報道の仕方で、情報の感じ方がずいぶん違いますね。報道は、多くの人の関心を引くことが目的なので仕方ないのかもしれませんが、子どもの感染者が多いと聞くと、過剰に反応してしまい、結果、子どもの行動に余分な規制をかけてしまいます。メディアの情報を正しく把握する力が求められますね。


 下村小児科病児保育便りには、接触感染よりも、飛沫感染とエアロゾル感染が多いので、換気をすることが重要だとも書いてありました。戸外での活動では感染が少なくなるそうなので、りんごの花保育園の運動会も外でできるといいなと思います。


 子どもと言っても、10歳以下はかかりにくくて重症化しにくいそうなので、それも安心材料です。飲み薬や、感染した時の治療薬も日進月歩なので、「あんなに大変だったのにね・・・」と言える日はもうすぐなのかもしれません。そう願います。


 
 
 

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