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腑に落ちる

 はなぐみ(2歳児)担任のM先生の声がガラガラです。大きな声を出したわけではないので、季節の変わり目のアレルギー反応かもしれません。春は天候も変わりやすく、気温差も大きいので体調を崩しがちですね。もうすぐゴールデンウイークに入るので、それまでがんばらなくては。


 担任をしていた頃、大きな声で子ども達に指示を出していたので、1年のうちに何度も声が枯れました。これは保育園・幼稚園の先生の宿命みたいに思っていましたが、今の保育では大きな声をだすことがないので、時々あの日々は何だったんだろう?と思い出します。


 お迎えに来られた保護者の方が「先生、一日中この騒音の中にいて疲れるでしょう?」「慣れているから大丈夫です」そう言いながら、子ども達より大きな声を出さなくてはいけないので、声も枯れ、心身ともに疲れ果てていました。子ども達より大きな声を出していたら声が枯れるのは当たり前です。


 先日、S先生が保護者の方と一緒に2階に上がって行くと、RちゃんがYくんの襟首をつかんで怒っていたそうです。Yくんは、持っていたものを投げ、さらにトラブルが発展しそうな場面に行き当たりました。S先生はいつものように静かに「Rちゃん、こんなところ(襟首)を掴んだら、Yくんは嫌だと思うよ。Yくんもモノを投げるのはよくないよね」と言うと、二人とも気まずそうにさっさと投げたものを片付けたそうです。


 それを見られていた保護者の方が「さすがですね。叱り方が上手です」と言われたそうです。感情が高ぶっていても、大きな声や強い声で怒られると(叱られると)、子どもは怖くなって行為をやめます。でも、悪いと思ってやめるのではなく、怖くてやめてしまっただけです・・・ということは、怖くないとまた同じことをしてしまうということになります。


 子どもを叱る時、怖い声、大きな声、強い声は必要ないと思います。子どもが「そうか」「わかった」と思うことが大事ですね。子どもも腑に落ちれば、自分で考えてよくない行動をやめることができます。りんごの花保育園の先生たちはみんな静かに叱ります。子ども達自身に考えてほしいからです。怖いから、叱られるから、しないのではなく、どんな場所でも自分で考えて判断できるようになってほしいと願いながら、子どもたちの心に届くように言葉をかけています。

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