自分で決める
昨日のブログに書いたように、幼児期から「自分で決める」経験を積み重ねることが将来の力になるということを研修で学びました。このお話を聞いて、背中を押され、これまでの保育の考え方が間違っていないことを確信しました。
自分で決めると、たくさんの経験ができます。考える力、想像する力が育ちます。自分で決めると、見通しを持ってやり遂げようとする遂行能力も育ちます。「自分で決めていい」と言われたら、自分は大事にされていると感じることができますね。そんな自己肯定感が育つのも大きいと思います。
子ども達に決めてもらうと時間がかかります。大人が「◯◯しなさい」と言って、それに従うようにすれば、時間も手間もかかりません。それでも、自分で決める経験が大事なので、りんごの花保育園では、どんなに小さな子ども達にも「どっちがいい?」と選択肢を準備して決めてもらうことを大事にしています。
りんごの花保育園で製作をする時、子ども達全員に赤の折り紙を渡したら、きっと「私は水色がいい!」「なんで決まっているの?」と言われると思います。りんごの花保育園の子ども達にとっては、自分で決めることが当たり前になっているからです。
子ども達が自分で決めることができるように、先生たちは、説明をし、情報を提供し、選択肢を準備しています。「何かができる」よりも、自分で考えて決める経験が将来必要とされる力になっていくでしょう。
りんごの花保育園に来られるお客様がよく「この園の子ども達は生き生きしていますね」と言われますが、きっと「自分で決める」ことができる日々が子ども達の自信や安心感に繋がっているのだと思います。ご家庭でもお子さんが「自分で決める」経験をたくさん作ってあげてくださいね。
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