自分らしく
- 智子 大瀧
- Jan 7
- 2 min read
長い休みの後、寒さも厳しいので、何人かの子ども達は、登園時に保護者の方と離れるのが辛そうです。年末年始は、楽しいことの連続だったでしょうから、無理もありません。大人も布団から出るのが辛いですね。
昨日の講演で、T高校では『遅刻』という概念がないと聞きました。何時に登校しても、学生は、「よく登校したね』と褒めてもらえるそうです。せっかく学校に行っても、時間に間に合わなければ叱られるのであれば、行くこと自体を諦めてしまうでしょう。
私は古い時代を生きてきたので、朝決められた時間に起きて、授業開始までに登校するのは当然だと思っていましたが、それにはそれなりの努力と根性が必要だったということに気づきました。努力と根性がなければ、社会の一員でいられなくなるので、必死ではみ出さないように生きて来たような気がします。
でも、こんな思い込みやみんなと同じようにしなくてはいけないという考えが誰かを苦しめていたのかもしれません。そう思うと、毎日朝早くから、暗くなるまで保育園で過ごす子ども達は、こんなに小さいのによく頑張っていると改めて思いました。時々、おうちの方の後を追って泣いてしまう子もいるのですが、そちらの方が自然なことですね。
昨日、今日とはな組(1・2歳児)の給食のお手伝いをしましたが、子ども達は自分でスプーンを持ち、上手に食べていました。「おかわり」と言っても、「もうこれでおしまいね」と言われると、ちゃんと諦めてくれる子ども達を見ながら、本当に頑張っているなぁと思いました。
人が社会の中で生きていくためには、我慢をしたり、努力と根性を動員して自分のことは自分でしようとしなくてはいけないのでしょうね。子ども達の頑張っている姿を見ながら、そんなにがんばらなくても大丈夫、頑張りたい子はがんばればいい社会になるといいのにと思いました。みんな違ってみんないい・・・自分の良さを子ども自身が一番実感して、毎日楽しいなぁと思いながら大きくなってほしいと思います。
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