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苦しい時こそ

 今日から緊急事態宣言が出ているので、登園する子ども達を玄関で受け入れました。いつもと違う流れに戸惑い、不安そうな表情の子ども達もいました。子ども達にとって、おうちの方と一緒に準備をする時間は大好きなおうちの方と離れるために気持ちを切り替える大切な時間なのですね。


 コロナウイルスは、いつまで私たちの日常を奪い続けるのでしょう。福岡市の公園や図書館も閉まり、せっかくの夏休みなのにどこにも出かけることができません。デルタ株は、これまでより子どもの感染が4倍多いと聞きました。不確実な情報に迷わされてはいけないと思いつつ、子どもが感染すると聞けば冷静ではいられなくなってしまいます。


 今日は、キラキラデー。虫グループは、園の駐車場に蟻を探しに行きました。前回蟻を捕って来て蟻の巣セットの中に入れたのですが、数が少なかったので蟻の巣を作ってくれませんでした。保護者の方に駐車場に蟻の塚ができていると教えてもらい、虫グループはたくさんの蟻を捕まえて意気揚々と帰って来ました。ものすごく大きな蟻ですが、だんだん虫に慣れてきた子ども達は夢中になって捕まえたそうです。さすが虫グループです。



 キンキラグループは、バケツ稲の稲に花が咲き、稲の穂が実っているのを見て、とても驚いたようです。担当のY先生が、せっかく実った稲の穂を鳥が食べてしまうかもしれないと話したところ、稲の穂を守るための計画を立てようということになり、「かかし」の存在を知った子ども達は、次回は「かかしづくり」をするようです。


 くるまグループは、自分達で作った影絵の装置に電灯を設置しました。様々な種類の懐中電灯を手に、影をつくり、影が変化するのを楽しんでいました。影を発見したり、影が変化することに気づき、友達同士教え合ったり、友達が作った影を見ながら真似をしたりしていました。「影」への興味が深まっているようです。


 コロナウイルス感染の急拡大で気持ちが沈みそうになりますが、子ども達に元気をもらってまた前を向いて頑張ろうと思いました。小学校等では「学びを止めてはいけない」と言われていますが、保育園も同じです。できることが制限されても、できることはたくさんあります。子ども達と楽しいこと、おもしろいことを一緒に考えながら、苦しい時期を乗り越えていきたいと思います。

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