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見えるもの、聞こえるもの

 昨日、インスタの動画を間違えてアップしてしまいました。夜寝る前に確認したときに間違いに気づいたのですが、気力・体力とも尽き果てていて・・・すみません。こんなことではダメですよね。反省です。


 はな組(1・2歳児)が5歳児に、「野菜の種と苗を買って来て」と頼み、ホームセンターまで買いに行ってくれた5歳児がはな組に野菜の種と苗を渡すという微笑ましい場面を動画に撮ったつもりでした。でも、私が選んだのは、後ろの方で2歳児のQくんとZちゃんが叩き合いをしている動画でした。


 前の方ばかりしか見ていなかったので、後ろの方でそんなトラブルが起きているなんてその動画を見るまで知りませんでした。もう一つの動画は微笑ましい場面だったのですが・・・。


 人間は見ようと思うものしか見えていなくて、聞こうと思っていることしか聞こえません。なんとなく見ていても見ていないことと同じです。それは、見たいと思っているものはしっかり見れるし、聞きたいと思っていることはしっかり聞けるということでもあります。「カクテルパーティ効果」は有名ですね。どんなにザワザワしていても、聞きたい話だけはしっかり聞き取ることができるのは人間の素晴らしい能力です。


 子どもたちは、さらに視覚や聴覚の関心の範囲が狭いので、大人から見ればつまずきそうにないところでつまずいたり、話したつもりなのに聞いていないことがたくさんありますね。


 発達に課題があるお子さんは「シングルフォーカス」と言われるほど、興味の幅が狭く、見えている(見ている)ものが限られています。興味を持って見ようとしなければ見えない、聞こうとしなければ聞こえないということなのでしょう。


 今朝、登園されたQ君のお母さんがインスタの動画を見られたようで、「笑いましたぁ。あんな姿もあるってわかって、かえってホッとしました」と言ってくださいました。そう言ってもらって私もホッとしました。見ようとしなければ見えないものがあることを実感し、もっと視野を広げなくてはと思います。


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