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言葉の暴力

 最近、『言葉の暴力』について取り上げられることが多いですね。言葉の暴力を受けた子どもの脳を調べると、大脳皮質の側頭葉にある「聴覚野」の一部の容積が増加していることがわかったそうです。科学的なデータで立証されると説得力があります。


 「あんたなんか産まなければよかった」「お兄ちゃんみたいに、なんでできないの?」イライラしてしまうと絶対言ってはいけない言葉とわかっているのに、言ってしまうことはないでしょうか?言い出したら止まらないのも、言葉の持つ力なのかもしれません。子どもにとって大人は絶対的な立場の人間なので、大人が感情的になって、つい口にしてしまった言葉であっても、子どもの心にはいつまでも残ってしまいます。


 先日、タレントのryuchellさんが自死を選んだニュースを聞いて心が痛みました。人間の多様性について堂々と世間に訴え続けていた貴重な存在だったので、残念でなりません。今日の報道で、心無いSNSの投稿で心を痛めていたことを知りました。若い人の命がこんな形で失われていくなんて・・・。言語を使うというのは、人間を人間たらしめている貴重な能力です。人とのコミュニケーションでは、言葉はその力を存分に発揮してくれますが、使い方を誤れば、人を傷つけ、追い詰めてしまうことを改めて思い知りました。


 誰でもいつでもSNSを利用して、自分の気持ちを表現できるようになりました。表現の自由が保障される反面、遠く離れた人や、会ったことがない人からさえも容易に言葉の暴力に晒されるようにもなりました。ryuchellさんに傷つけるようなSNSを送った人は次々にアカウントを削除しているそうです。相手を傷つけるとわかっていながら、それを意図して、もしかすると自分のストレスのはけ口として送ったことがあるのだとしたら許されない行為です。侮辱罪が厳罰化されたそうですが、とても命の重さには匹敵しません。言葉は人を励ましたり、元気づけたりする力を持っています。言葉が持つ力を重く受け止め、誰もがその力の使い方を間違えないようにしなくてはと思います。

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