top of page

言葉の発達

 最近、言語・聴覚に課題を抱える子どもについてのオンデマンド研修を受けているのですが、とても勉強になります。言語・聴覚に支障があると、他の発達にも大きな影響があるので、なるべく早く課題を見つけて適切な支援をしたいですね。保育園では、言語についての悩みを聞くことも多いです。1歳くらいから意味のある言葉が出始めますが、個人差が大きいのが特徴です。


 唇と唇を合わせて息を吹き込む「マ」という発音は出やすいので、初語が「マ」なのは世界各国共通らしいです。「パ」も同じ理由で出やすいですね。初めての言葉が「ママ」なのか、「パパ」なのかで競う話は子育てでよくある微笑ましいエピソードですが、どちらが好きではなく、子どもにとって出やすい言葉ということで、誤解がないように。


 言葉は、発達の目安としてわかりやすいので、言葉が出ないと心配ですね。講師の先生は、言葉が出るよう教えるよりも、「『ことばのビル』を建てましょう」とおっしゃっていました。言葉が出るには、お母さん、お父さんなどとの愛着関係を土台に、規則正しい生活リズムが身につくこと、その上に手先の器用さを養うような遊びや身体をしっかり動かす遊びなど、豊かな遊びや経験の上に言葉があると言われました。


 言葉の前の言葉として、指差し行動がありますが、指で差したものを見て、その名前を伝えることができるので、子どもにとってわかりやすく、言葉が急速に増えていきます。指差しは自発的な行動なので、これも訓練して身につける必要はないようです。


 講師の先生は、長年言語聴覚士として「ことばの教室」でたくさんのお子さんと関わって来られたそうですが、好きな遊びを一緒に楽しみながら、その子にあった支援をされているそうです。その中で言葉が育まれていくのでしょうね。


 昨夜、1歳7ヶ月になる孫の動画が送られて来ました。「ずっと言ってるんだけど、なんて言ってるのかわからない」孫が言ってる言葉は「チャッジ???・・・」娘も7歳のお姉ちゃんもその言葉の意味がわからず、ずっと考えているそうです。わかってあげたいですね。


 もちろん、私もわかりません。でも、「チャ」は、上歯茎と舌先の間で破擦して出る言葉なので、それが言えるようになった成長を喜んでいます。


 

Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page