赤ちゃんの成長
娘が大阪から帰省して里帰り出産したのですが、無事に赤ちゃんが生まれて1ヶ月が過ぎました。赤ちゃんの成長は早く、毎日しっかり見ていないと、見落としてしまいそうです。
赤ちゃんが誕生する時にはたくさんの奇跡の力が働きます。それまでは母親の胎内で羊水に浮かんでいた赤ちゃんが誕生と同時に肺呼吸ができるようになります。お母さんにも奇跡が起こります。お母さんの血液が乳となって赤ちゃんの生命を維持成長させるためのエネルギー源となるのです。奇跡ですね。
最近の赤ちゃん研究で、赤ちゃんは誕生時から目が見えることがわかってきました。ぼんやりと明暗がわかるくらいですが、1か月前後からだんだん視点が合うようになり、授乳の時もじっと顔を見つめてくれるようになります。今ちょうどその時期なので、時々ミルクを飲ませるのが楽しみです。
誕生して1ヶ月、2、3時間ごとに授乳をしなくてはいけないので、母親は睡眠不足で大変そうですが、とても幸せそうです。最初の子の時は、毎日必死で余裕がなかったのですが、2番目の子の時は先が見通せるので、「このままずっと赤ちゃんでいてほしい。あんまり早く大きくならないで。」と赤ちゃんに話しかけています。
生まれてすぐの赤ちゃんは、お腹が空いて泣く、母乳を飲んで疲れて眠るを繰り返しますが、だんだん人を求めて泣くようになってきます。抱っこをされると、すぐに泣き止み、ベッドに寝かせると大泣きするので、あまり抱っこをしないようにしなくてはと思うのですが、抱っこをせずにはいられません。赤ちゃんは、泣く、吸うというたった2つの能力だけで、大人の関心を惹きつけずにはおけないのですね。
すごい存在感です。
りんごの花保育園の保護者の方にも、最近出産された方、妊娠中の方がいらっしゃいます。上のお子さんが赤ちゃん返りをしたり、不安定になったりして大変そうですが、それもほんの少しの間ですね。子ども達はあっという間に何事もなかったように大きくなります。
赤ちゃんで入園した子ども達が大きくなり、1年もせずに、友達に関心を持ち、玩具の取り合いをしたり、笑ったり、泣いたりしながら逞しく育っている姿を見ると、改めて人間の赤ちゃんの力のすごさを感じます。そんな赤ちゃんたちとずっと関わっていられるこの仕事はやっぱり辞められません。
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