遊び尽くす
運動会が終わって、子ども達の友達関係がより親密に、より広がっています。友達と一緒だから頑張れた、友達に応援されてできた経験が友達への信頼感を強めたのでしょう。
気持ちがいい季節になって、夕方も暗くなるまで園庭で遊んでいる子ども達はホントに楽しそうです。毎日、同じ遊びをしているように見えて、いつも遊びは変化しています。誰かの発案でそこにあるものが何かに変わり、そのイメージをみんなで共有できるのが楽しくて仕方ないようです。
最近、お迎えに来てもなかなか帰りたがらなくて・・・と、5歳児のYくんのお母さんが嬉しそうに言われていたそうです。「りんごの花保育園に入れてよかったです」とも話されていたそうで、そんな言葉が何より嬉しいです。
「『私達にも遊びたくて家に帰りたくない』と思っていた時期があったんでしょうが、いつからそんなことを思わなくなってしまったんでしょうね」と言う話もされていたそうです。遊びたくて仕方ない、そんな時間を過ごした経験がある人は幸せですね。
私の記憶の中にも、友達の顔が見えなくなるまで遊んでいると、おうちの人が呼びに来て友達が一人ずつ帰って行く夕暮れの風景が心に残っています。帰りたくないなぁと思いながら、家に帰った日々は、今考えると、とても幸せな時間だったと思います。
子ども同士で日がくれるまで遊び尽くす・・・これからの子ども達は、そんな経験をするのは難しいでしょうね。せめて、保育園の時に、帰りたくなくなるほど友達と夢中になって遊ぶ楽しさを充分に味わってほしいと思います。
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