長時間保育

 朝からひどい雨が降り続いています。お盆休みで登園していないお子さんも多く、いつもより静かな時間が流れています。働き方改革が進んでいるのか、お盆の前後、長期にお休みするお子さんが増えてきました。日本社会もいい加減、海外のように、みんなが長期の夏休みを取れるようになるといいですね。


 そんなことを思っていたら、今月の保育通信(全国私立保育所連盟発行の月刊誌)に、日本の保育時間が海外と比べてとびぬけて長いというデータが掲載されていました。


 データを見ると、OECD(世界経済協力機構)とEU(欧州連合)各国の保育利用時間は平均週30時間です。ということは、週に5日保育を利用するのであれば、1日6時間の保育時間になります。




 日本は、短時間保育でも1日8時間、週5日で、最も長いラトヴィアと並びます。標準時間保育は11時間、それを超えて延長保育を利用するお子さんの保育時間を考えると、本当に長いです。


 日本社会は、子ども達を犠牲にして発展してきたと言っても過言ではありません。このコラムを執筆されている心理学博士で保育の安全研究・教育センターの掛札逸美先生は、そこまで子どもを長時間預けなければならない(おとなの)働き方システムでいいのか?(認可保育園に入園できたら)保育料はほぼ定額または無償なのだから、使えるだけ使わないと損というシステムでいいのか?「いいのか?子どもにとって=日本の未来にとって」と書かれています。


 そして、「そういうシステムなのだから、園としてはしかたがない」でいいのか?とも投げかけられています。長時間勤務、女性の社会進出を支えてきたからこそ、保育園は発展し、現状のシステムでどうにか運営できています。このシステムをどう変えれば、子ども達が幸せに成長できるのでしょうか?


 子どものためには週30時間くらいの保育時間が良いということはわかっていますが、それでも保育園にいる間は、子ども達が楽しく安心して過ごせるようにと日々努力しています。現在社会で議論されている働き方改革は、大人のためだけではなく、子ども達のためでもあると思っています。急速な改革は難しいでしょうが、大人も子どもも、もっと家族で過ごせる時間が増えるように願っています。


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