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頑張る力の源

 心配した雨も降らず、夏のような強い日差しもささず、ちょうどいい天気の下でリハーサルを行うことができました。それぞれのクラス、一人一人の成長を存分に感じることができたリハーサルでした。暑い夏を乗り越え、友達とたくさん遊んだ子ども達は、心も身体も成長しています。それが運動会という大きな目標に向かってさらに伸びているのですから、その姿を見ているだけでワクワクします。


 つぼみ組(0歳児)、はな1組(1歳児)は、子ども達にとってリハーサルをする意味があまりないので、毎年参加していません。リハーサルに参加した中で一番小さいのは、はな2組(2歳児)の子ども達でしたが、そのダンスがかわいくて見惚れてしまいました。おませな女の子たちが担任のI先生そっくりに踊り、まるでテレビの中の子ども達のようでした。男の子たちは、壱岐公園にいるのが嬉しくて、ずっと走り回り、担任の先生たちが追いかけていました。かっこいい姿が見られるのは来年でしょうか?


 りんご組(3・4・5歳児)は、かけっこ・ダンス・器械体操・組体操に取り組みました。器械体操では、りんご2組(4歳児)のSちゃんが、跳び箱の4段に挑戦し、軽々跳ぶことができました。今まで跳べなかったので、驚いた体育教室のT先生に、「Sちゃん、5段に挑戦してみよう!」と言われ、Sちゃんは挑戦したのですが、跳び箱に手をつくことができず、バランスを崩して着地しました。


 「もう一度やってみよう!」と言うT先生の声に、じっと固まったままのSちゃん。目には涙が滲んでいました。「もうしない?」と声を掛けられ、首を振ったSちゃんは、再チャレンジ。見ていた他の子ども達が「Sちゃん、がんばれ!」と応援する中、今度は跳ぶことができました。


 それを見ていた他の子ども達も、「私も跳びたい。」「僕もする。」と次から次にこれまで跳べなかった段数に挑戦しました。今までより2段も高く跳ぶことができた子もいて、子どもの力は本当にすごいです。果敢にチャレンジする姿を見て、私達も胸が熱くなりました。


 夕方、保護者の方に見てもらいたいとビデオを流したのですが、昨年の姿を思い浮かべながら、その成長をとても喜んでくださいました。


 Sちゃんに、「今日、跳び箱を跳べなかったとき怖かったよね?」と聞くと、「うん。」「でも、なんでやってみようと思ったの?」と尋ねると、「パパとママに見てほしいから。」と答えてくれました。子ども達は自分が持っている力を最大限使ってがんばっています。パパ、ママたくさん褒めてあげてくださいね。





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