食べること

 0歳児の保護者の方に、「昨日から自分で食べれるように、〇〇(お子さんの名前)の前に食事を置くようにしたんですよ。テーブルがひどい状況になってしまいましたが、手づかみで食べさせていいんですよね?」と訊かれました。「ぜひ手づかみで食べさせてください。手づかみで食べると、自分で食べる量を調節できるようになったり、いろいろな食べ物を手で触ったりして、食べる意欲が育ちますよ。」と答えました。


 赤ちゃんが手づかみで食べると、食卓の上だけではなく、下も周りも食べ物が落ちてとんでもない状態になってしまいますが、それでも手づかみで食べさせようと思ったお母さんは素敵です。でも、片付けるのが大変なので、ついつい食べさせてしまうご家庭も多いのではないでしょうか?


 自分の手で、自分が食べたいものを食べるのはとても嬉しいことです。ごはんを食べたいのに、野菜を食べさせられたり、違うものを食べさせられると、食べることが楽しいことではなくなってしまうでしょう。


 手づかみでいいよ・・・と言うと、汁物の中に手を突っ込んでしまう子もいますが、汁物の中に入っている野菜などは子どもにとっては食べやすく、おいしく感じるようです。汁物の中に手を突っ込まれると、大人は止めてほしいと思うでしょうが、手をきれいに洗って消毒して、スプーンを持たせて時々掬って口に運んであげると、だんだんスプーンを使って食べるようになってきます。


 ごはんを食べさせるときは、まずお茶や汁物でのどを潤わせてから食べさせると、食事も進むようです。途中の水分補給も忘れずに。離乳食は、初期・中期・後期・完了期と進んでいきますが、レシピやネット、本などの情報に惑わされずに、お子さんの食べる様子を見ながら徐々に進めていくのがいいと思います。


 離乳食は、これから始まる食生活の基礎となる大事な時期の食事です。自分で判断してバランスが良い食事を、適量食べれるように、乳幼児期に保護者の方にしっかり関わってほしいと思います。子どもの主張を受け入れながらも、健康な体が作られるように、好きなものだけを食卓に並べるのではなく、様々な食材に触れる機会を作ってくださいね。


 Uber Eatsや、出前館(企業名を出してしまいました)、外食、コンビニなど外注することが当たり前の時代になっていますが、「おうちの食事が一番好き」と言ってくれるような食卓は子どもの心と体を育てると思います。

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