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食事のマナー

 給食の時間、りんご組(3・4・5歳児)の保育室に行くと、いろいろ気になることがあります。スプーンを使わずに手で食べる子、肘をついて食べる子・・・う~ん、これはまずい・・・気になって声をかけるのですが、なかなか変化はありません。食事中のマナーがいい人と一緒に食べると気持ちがいいですね。なんとか良い食事の態度を身につけてほしいと思うのですが、難しい・・・。


 叱って身につけさせるものではないので、毎食、子どもがいやにならない程度に声を掛けて意識できるようにしたいですね。保育園の保護者の方は忙しいので、お子さんと一緒に食べることができない日もあると思いますが、食べれる時は一緒に食べてほしいと思います。子どもは見て学びます。


 りんごの花保育園の給食は、福岡市の献立を使っていて、一汁三菜(二菜の時もあります)を

一人ずつのトレーに載せて食べています。ふと、ご家庭の食卓にはどんなものがどんな形で並んでいるのだろう?と思いました。ご家庭によっては、大皿に盛ったものを自分のお皿に取り分けているのかもしれませんね。お子様ランチのようなお皿に少量ずつ載っているかもしれないですね。そう考えると、子どもたちは複雑で多様な食事マナーに日々迷っているのかもしれません。


 焦らずに、少しずつ食事のマナーを学んでほしいと願いながら声を掛ける方がよさそうです。食事は楽しく食べるのが一番大切ですから・・・。身につきやすい工夫も必要です。テーブルと椅子の高さはお子さんに合っているでしょうか?足が床につかずブラブラすると落ち着きません。食器はある程度の重さがあるでしょうか?スプーンやフォーク、お箸を使っているならばお箸はお子さんの手で握りやすい太さでしょうか?お子さんが手を伸ばせば届くところに、でもあまり体に近すぎないところに収まりよく食器が並んでいるでしょうか?


 環境はとても大事です。食べることに集中できるよう、おうちの方が食べている姿をしっかり見て真似できるよう、テレビは消して、たくさん会話をして楽しい食事の時間を作ってほしいと思います。保育園でも、楽しい食事を大事にしながら、食事のマナーを意識できるように声をかけていきたいと思います。

 

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