食事は大事
誰かと一緒に食事をするのは、空腹を満たす以上に、心を満たしてくれますね。不安な時に誰かと一緒に食事をするだけで、気持ちが楽になった経験は、どなたにでもあるのではないでしようか?
保育園の給食も心を満たす効果が大きいと思います。お友達と一緒に食べている子ども達はとても幸せそうです。苦手な食材も友達が食べているのを見たら、自分も食べてみようと思います。1・2歳児は味覚に敏感で、偏食が多い時期ですが、誰かが「ブロッコリー、おいしい!大好き!もっとちょうだい!」と言えば、他の子ども達もその気になって食べ始めます。
おいしい、おいしくないは主観なので、友達がおいしいと言えばそう思えるのでしょう。苦手な野菜を無理しながら少しずつ口に入れると、苦手な味が強調されてしまいます。「これ、おいしい!」と言う友達の一言は、苦手意識を克服し、思いきって食べて「ほんと、おいしい!」と思えるのでしょう。食事にも勢いやタイミングが大事ですね。
児童発達支援事業所にも、一日プログラムの時は保育園で作った給食を運んでいます。手間がかかり、安全性にも気をつかうのですが、同じものを友達と食べると、会話が弾みます。お弁当やパンをお家から持参してもらうことも考えたのですが、新しい食材に出会う機会が少なくなってしまいます。
一日一緒に過ごす友達と同じものを食べると、食事が進み、苦手な食材を克服できるチャンスが生まれます。
りんごの花保育園の子どもたも、毎日好きな友達と好きな場所で食べているので、とても楽しそうです。そして、よく食べます。
福岡市は、小中学校の給食費の無償化をもうすぐ始めるようです。保育園の給食も無償化になるといいなと思います。
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