魔法の言葉
朝のテレビ番組で、保育士が使う『魔法の言葉』が取り上げられていました。食事や、片付けなどの場面はどこのお子さんも大人の思い通りに動いてくれないので、保護者の方の悩みは同じのようです。
もっとごはんを食べてほしい、片付けをするようになってほしいと願えば願うほど、その気になってくれない子どもにだんだん気持ちはヒートアップしていきます。わかります。ついつい強く叱ったり、脅してしまったり・・・。叱らずに、脅さずに子どもをその気にさせる魔法の言葉があるといいですね。
番組では、なるほどと思う保育士の『魔法の言葉』が取り上げられていました。昨日ブログに書いたように、幼児期はモノにも魂が宿っていると思っている時期なので、「おもちゃが迷子になって可哀そう」「この子のおうち知らない?いっしょに探しに行こう」などとおもちゃを擬人化すると、その気になってくれることもあります。
なかなか食べてくれない食事の場面では、「これを食べたら恐竜みたいに強くなれるよ」「〇〇ちゃんが見てるから、カッコいいところ見せてあげて」など、私たちもよく使う言葉が紹介されていました。いつもいつも魔法の言葉が効力を発揮するわけではありませんが、叱らずに、脅さずにその気にさせられるといいですね。
番組を見て一番感じたのは、どこの保育園の先生もとても優しく丁寧に子ども達に関わっていたことです。もちろん、テレビで放映されることを意識しての言動ではあると思いますが、温かい雰囲気が伝わってきました。自分を認めてくれる優しい先生と一緒に日々を過ごせると、他人への信頼感が育ちますね。
子どもをその気にさせるのは難しいです。私たちも言葉を工夫したり、一人一人の子どもに合わせた声掛けを考えながら関わっています。うまくいくこともあればうまくいかないこともありますが、基本的な生活習慣を身につけるために日々がんばっている子ども達を叱ったり、脅したりせずにその気にさせたいといつも思っています。
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