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ブラブラ期

以前ブログに、2歳児の『イヤイヤ期』のネーミングを変えたいと書いたのですが、今日、つぼみ組のAちゃんのお母様から、朝日新聞の記事を紹介して頂き、とてもおもしろいと思いました。

 北海道大学の川田学准教授が、5年前に『イヤイヤ期』を『ブラブラ期』に言い換えてはと提案したところ、たくさんの反響があったそうです。

  『ブラブラ期』という言葉のヒントはチベットから来た女子留学生の話からでした。そのチベットの留学生に、『第一反抗期』の話をしても、「そんな子どもの姿は見たことがない」と腑に落ちない感じだったそうです。その村では、乳児は親と一緒に畑や町の仕事場に行き、4,5歳になると、農耕や牧畜を手伝うこともあるそうです。「それでは、2,3歳は?」と訊くと、笑いながら、「ブラブラしています。」と答えてくれた言葉が、『ブラブラ期』につながったそうです。

 その村では、2歳前後の子は排泄したくなったら、道端でして通りがかった大人にお尻を拭いてもらい、おなかがすいたら、近くの家を「コンコン」して「ごはんください」と言うのが日常だそうです。そんな場所で育つ子どもは、「〇〇しなさい」「〇〇しなくちゃダメでしょう」「時間がないから急いで!」と言われることはないでしょう。ブラブラしていることが当たり前の場所で育つ子ども達は幸せだなと思いました。『イヤイヤ期』をより深刻で大変な時期にしているのは、大人社会のありようかもしれません。

 『ブラブラ期』・・・とても自由で開放的で2歳児の姿をよくあらわしている言葉だと思いますが、私はもう少し2歳児の意思の強さが感じられる言葉がいいなと思います。でもぴったりな言葉は思いつかないのですが・・・。

 りんごの花保育園の保護者の方から、「ブログ見ています」と声を掛けられるようになりました。励みになります。自分の思い描いた園を作りたいという思いを忘れないためにも、ブログを続けようと思っています。

 Aちゃんのお母様、貴重な情報をありがとうございました。

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