矛盾
- 大瀧智子
- May 26, 2018
- 2 min read
昨日は、初めての不審者対応訓練をしました。つぼみ組の部屋に集まって、紙芝居を見ました。怪しいおじさんが、お腹が空いている女の子にチョコレートを見せて連れ去ろうとするお話です。女の子は、『いかのおすし』の話を思い出し、防犯ブザーを鳴らし、おおきな声で助けを呼んで、危機一髪助かりました。
『いかのおすし』を知っていますか。
知らない人についていかない
知らない人の車にのらない
怖い時は、おおきな声で叫ぶ
すぐ逃げる
近くの大人にしらせる
りんごの花保育園の子ども達には難しかったようですが、世の中には怖い人がいることは伝わったようです。防犯ブザーを鳴らしてみると、大きな音に驚いたようでした。
人への信頼感を育てるべき乳幼児期に、世の中に怖い人がいること、知らない人としゃべらないこと、一人で出歩いてはいけないことを教えなくてはいけないのは悲しいです。
人はどこでどう間違って、他人を傷つけたり、騙したりするようになるのでしょうか。生まれた時は、みんな同じきれいな心を持っていたのに。
子ども達は、避難訓練や不審者対応訓練の時は、神妙な顔をして話を聞きます。いつもと違う空気を感じるようです。今の時代必要な訓練でしょうが、子ども達を怯えさせたり、人への不信感を持たせていることを忘れてはいけないと思います。
こんな不審者対応訓練なんて必要ない世界になりますように・・・
EndFragment
Recent Posts
See All今日で5月も終わりです。特別な春を過ごし、また特別な夏を迎えようとしています。元の生活には戻れないことをあらゆる場面で感じていますが、それを受け入れられず、葛藤しています。 自粛を緩和したり、引き締めたりしながら、コロナと共存しなくてはいけないのでしょうか。共存するには、強...
今日も、『担当制』の良さをお伝えしようと思っています。『担当制』は、担当を決めて同じ先生が子どもに関わるという保育の方法ですが、特に0~2歳児の子どもは、安心できる特定の人がいると、心の根っこと言われる基本的信頼感が育ちます。...
昨日のブログに、りんごの花保育園の未満児クラス(0・1・2歳児)は『担当制』で、一人一人の子どもにじっくり、丁寧に関わっているということを書きました。『担当制』を始めて20年近くになると思いますが、初めの頃は『担当制』の意味さえわかりませんでした。...