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遊び(環境を通して学ぶ)

午前中、今年4月1日に福重小学校の近くに開園したたんぽぽ保育園さんの竣工式に行きました。木のぬくもりがする園舎に、温かな保育をされていることが伝わってくる環境でした。

 たんぽぽ保育園の園長先生は、20年間無認可保育園を運営されてきたそうです。いろいろご苦労もあったでしょうが、それを乗り越えて開園されたということで、親しみを感じました。たくさんの方に支えられていらっしゃるのは、園長先生のお人柄だと思います。同じ日に開園したのですから、仲良く、互いに切磋琢磨して、子ども達のためにより良い保育を目指していきたいと思いました。

 午後は、中村大学で開催されたこどものとも社主催の研修会に、4名の先生達と一緒に参加しました。ずっと聞きたかった樋口正春先生のお話をようやく聴くことができました。樋口先生は、2つの認可保育園の理事長で、保育創造セミナーの代表として、全国各地で講演をされています。乳幼児期に育てるべきことは、好奇心・探究心と困難なことを乗り越えようとする力だと話されました。やらされることは身につかない。脳科学のデータからも、早期教育で覚えたことは、学童期には忘れてしまって、意味がないことがわかっている。子どもは、自分でしたい、やってみたいと思って一生懸命取り組み、乗り越えたことが力になる、それはつまり『遊び』であると言われました。

 公立保育園を移管した時に、落ち着かない子どもたちに、どうしても積み木をさせたいという担任の先生の願いを叶えて70万円分の積み木を購入したそうです。走り回っていた子ども達が積み木を少しずつ積むようになって、その年度の終わりには巨大な作品を作り上げたというその写真も見せてもらいました。

 子どもたちを豊かに育てるためには、時間・空間・道具(環境)が大事だというお話を聞いて、りんごの花保育園の課題が見えてきました。

明日からまたがんばります。

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