ひとつずつ
先週金曜日の理事会で、「園庭の土が石ころだらけで、子ども達が裸足で遊べないんです。」と話すと、一人の理事さんが、「じゃあ、私が石を拾いに行きますよ」と言われました。そんなこと理事さんにお願いできないと思っていたのですが、翌日の夕方、ふるい・ほうき・ちりとりを持って軍手をはめた理事さんが来て下さいました。「どのくらいの大きさの石だったら許容範囲ですか?」と3つの大きさのふるいにかけて石の大きさを見せてくれました。どのふるいの大きさの石も子ども達の足には痛そうだったので、結局ふるいをかけずに、全部撤去することにしました。保育参観が終わって疲れている先生達も残って手伝ってくれたので、少しでこぼこがあるものの、柔らかい土の表面が見えるようになりました。
立派な園舎はできました。中身を作っていくのは私達です。子ども達の毎日が楽しくなるように、子ども達が主体的に行動できるように、願いを込めて環境をひとつひとつ作っていきたいと思います。
屋上園庭に植えた野菜は見事に育っています。「月曜日には、きゅうりとなすを収穫できそうです。」と報告してくれました。
園庭に、小さなままごとハウスが届く予定です。子ども達のごっこ遊びが広がるといいなと思います。
来週、りんご組は梅を買いに行って、梅ジュースを作るそうです。
ひとつずつ、ひとつずつ、子ども達の成長を支える環境が作られていきます。