偏食
- 大瀧智子
- Jun 12, 2018
- 2 min read
離乳食の時は、なんでも食べていたのに、1歳を過ぎると、好きなものしか食べないようになることがあります。ごはんしか食べない、スープしか飲まない、緑色の野菜は食べない、いも類は絶対に食べない・・・栄養がかたよるんじゃないかと心配になりますよね。一日の必要栄養摂取量は?なんて考えだすと、追いかけまわしてでも食べさせたくなる気持ちも分かります。でも、人間ほど雑多なものを食べる動物はいません。山羊は主に草しか食べないし、ライオンは肉類しか食べないのに、あんなに強くて逞しいです。あまり神経質にならずに、そのうち食べてくれるようになるよね・・・とゆったり構えてもいいのかも。
子どもの味覚は敏感なので、一度嫌だと思うと、修正するのは難しいようです。見ただけで食べないのも、食べていやだったという記憶がちゃんと残っているから。そう考えると、何でも食べていた頃からの成長ですね。
なぜ偏食をするのでしょうか。
「最初に食べた時においしくなかったから」と言われる先生もいらっしゃいますが、それだけではないように思います。一人ひとりの味覚の違い、触覚や臭覚の敏感さなど様々な理由が絡み合った結果のように感じます。
嫌いなものがずっと嫌いかと言えばそうではなく、ある時期、何かをきっかけに食べれるようになります。そのきっかけは、一緒に食べている人がおいしそうに食べているのを見たり、とてもお腹が空いている時に食べて見ておいしいと感じたり、褒めてもらいたくてがんばって食べたら、おいしいと感じたり・・・いろいろなきっかけがありますが、無理やりではなく、自分から食べてみようと思うことがポイントです。
『食事は楽しく、おいしく食べるもの』無理をせず、でも自分で食べてみようと思えるように、苦手なものも食卓に準備しておいてくださいね。
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