金太郎飴

幼稚園年長児の頃、私は担任の先生が好きではありませんでした。もう50年以上前のことなのにかなり鮮明な記憶があります。とても厳しい先生で、よくみんなを叱っていました。それよりも私が嫌だったのは、いつも怖いのに、お母さんがいる時はとっても優しかったことです。「なんでお母さんといる時の先生はいつもと違うんだろう?」もやもやした気持ちとその場面は、今でも鮮明に覚えています。それなのに、自分が幼稚園の先生になり、保育士になったのは不思議です。

 感情に支配されるのは人間の悲しいところです。疲れていたり、イライラすることもあります。それでも、職業として選んだのですから、感情に流されずに、いつも子ども達の声に耳を傾け、心に寄り添わなければと思います。

 金太郎飴のように、いつ、誰に見られてもいいような先生、保育士になりたいというのが私の願いです。りんごの花保育園の先生達は、みんな穏やかで肩に力が入っていないところがいいなと思います。そんな先生だからこそ、子ども達は嫌だなと思ったこと、悲しいこと、悔しいことを聞いてもらおうとするのでしょうね。

 それにしても、5歳児の私はかなりませていたのかもしれません。大人の心を読もうとしていたのですから。でも、子ども達の心の育ちは大人が思っているよりも早くて繊細です。元気一杯に見えても、人の気持ちを推し量り、悩んだり苦しんだりしていることもあります。話を聞いてあげるのは大切です。一緒に悩んだり、悲しんだりするのも大切。そこから歩みを進められるように、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と背中を押してあげるのも大切だと思います。

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