パンダ銭湯

少し前、息子が2歳の姪に『パンダ銭湯』という絵本をプレゼントしました。
パンダの家族が銭湯に行くお話なのですが、お風呂に入る前に、パンダの黒い部分、目、耳、手、足を次々に脱いで、白クマになります。目の黒い部分を「チャ!チャ!」と脱ぐところがかなり怖い感じの場面ですが、2歳の子がそれをおもしろく受け止めていたのが意外でした。2歳児にとっては、目も耳もシールみたいに思えるのかもしれません。大人は、ユーモア、子どもにとっては新発見、それぞれの捉え方で、一緒に楽しめる絵本でした。

子どもを膝に抱っこして読む時、いっしょに絵本の世界に入っていくような気持ちになります。何人かの子ども達を目の前にして読む時、友達の発言で気づいたり、笑ったり、絵本の楽しさがさらに拡がっていくような気がします。絵本はいいですね。
0歳児、1歳児の保育室の絵本も、いつも子ども達の側にあります。こんなによく手に取って読んだり、持ち運んだりしているのに、破れたり、ボロボロになったりしていないのは不思議です。先生達が絵本は大事なもの・・・と伝えてくれているのだと思います。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』『ぐるんぱのようちえん』『かもさんおとおり』『もりのなか』『ぐりとぐら』・・・私が子どもの頃読んでいた絵本は、今でも子どもたちに人気です。
良い絵本はいつの時代にも語り継がれていきます。『パンダ銭湯』も、語り継がれていくのでしょうか。