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マシュマロ実験

以前テレビで、 筑波大学教授の安梅勅江先生が、アメリカのスタンフォード大学で行われたマシュマロ実験のことを紹介されました。

 4歳の子ども達186人が、一人ずつマシュマロ1個と机といすだけがある部屋に通されます。そこで、実験をする大人が、「私が帰って来るまで、マシュマロを食べるのを我慢したら、マシュマロをもう一つあげる」と子どもたちに言って部屋を出ていきます。そして、子ども達がマシュマロを食べるのを我慢できるかどうか観察します。その時の子ども達の様子がかわいいんです。キョロキョロ周りを見回したり、ペロッとなめたりして一生懸命食べるのを我慢する子もいれば、あっという間に食べてしまう子もいます。

 実験の結果、食べなかった子どもは3分の1ほどでした。その後の追跡調査で、マシュマロを食べなかった子ども達の方が食べてしまった子ども達よりもテストの点数が高く、優秀だという結果が出ました。EndFragment

 その後、安梅先生の講演を聞く機会がありました。テレビでは、我慢する力をつけるのが大事だという解説になっていましたが、そうではなくて、楽しみを先に取っておけることが大事だと話され、うまく伝わらなかったと言われていました。

 我慢をたくさんさせると忍耐力がつくような気がしますが、我慢は自制心です。自分で自分の気持ちをコントロールできることが大切なのだと思います。そのためには、自分を信頼すること、そして人を信頼できることが根本にあるのではないでしょうか。

 「我慢しなさい」と人に言われて我慢するよりも、我慢したらいいことがあった、我慢したら達成感を味わえた・・・と自分で気持ちをコントロールできた成功体験をたくさんさせてあげたいですね。

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