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知的好奇心

今日、りんご組は片栗粉遊びをしていました。水着になって、顔や身体に白い片栗粉をつけて、その感触を味わっていました。

 じ~っと見ていると、Y先生が、「すごい、この感触初めてです。不思議・・・。」とたらいの中にある片栗粉を踏みしめていました。片栗粉は、ばれいしょ(じゃがいも)が原料で、酢豚や麻婆豆腐などにとろみをつけるために使うことが多いと思いますが、熱を加えるとすぐに固まってしまうので、水で溶いてから使いますよね。片栗粉は水を同量しか吸収しないので、吸収されない水は表面に浮いたようになります。これがヌルっという感触になるのでしょうね。

 今日のりんご組には小さな科学者がたくさんいました。片栗粉をすくいあげては落として液体が繋がっていく様子をじ~っと観察していました。手の加減で繋がっていく様が違うようで、何度も何度もすくっては落とすを繰り返していました。

 Rちゃんは、ドロ~っとした片栗粉を、ザルの中に入れていました。ヌルッとすりぬける片栗粉の変化がおもしろいようで、真剣なまなざしで一人で何度も何度も繰り返していました。

 Eくんは、ドロ~っとした片栗粉に水を入れたらどうなるのかペットボトルで試していました。

 小さな科学者がいっぱいの屋上園庭は、たちまち真っ白になりました。それぞれ興味の持ち方が違うのもいいなと思います。真剣な目も、何度も何度も繰り返したり、試したりしているのもいいなと思います。

 片栗粉の性質を考えたり、感触を味わったりしたことがありますか。りんご組の子ども達は、今日のこの感触や発見を、何かに結び付けて思いだす日がきっと来ると思います。

 夕方、屋上園庭は、まだ真っ白のままでした。片づけなかったのは、きっと一日経ったらどうなっているんだろう?と実験しているのだと思います。

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