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保育園の使い方

大阪に住んでいる娘が、2歳の女の子を保育園に預けて7ヶ月が経とうとしています。先日、「保育園に行きたくないの。ママが大好きだから、ずっといっしょにいたいの。」と言われて、胸が締めつけられたそうです。でも・・・「その後、平日に2日間一緒にいたら、もうムリ。」と言っていました。

 娘は、週に3日間しか働いていないので、後の4日間は保育園をお休みして一緒に過ごしています。給料のほとんどは保育料で無くなるそうですが、それでも保育園に預けたいと言います。頼る人もなく、ほとんど一人で子育てをがんばっているので、私はそれでいいと思っています。

 東京大学名誉教授の汐見稔幸先生が話されていました。古代から、子どもは、地域や血縁関係の中で、様々な人の手によって育てられてきたのですが、母親が一人で子育てをするようになったのは、現代が初めてだそうです。子育ての伝承もないのですから、悩んでいるお母さんがたくさんいるのは当然ですね。

 りんご組のKちゃんは、今日はお休み。弟の1歳児のSくんは、朝から一人で登園して大泣きでした。運動会の練習をとってもがんばってきたKちゃんは、息抜きのためにお休みをしたそうです。夕方お迎えに来られたKちゃんとSくんのお母さんが、「すみません。こんな保育園の使い方をして・・・。」と言われましたが、そんな時のための保育園です。こんな保育園の使い方も大丈夫です。

 きょうだいがいると、思うように甘えられない、年齢が違うと遊び方も違うからどちらも満足できない・・・そんな時は、「今日は〇〇ちゃんの日」にしていいと思います。保育園は、保護者の方の子育てを支えるのが役割です。子育てが楽しいと思ってもらえるように支えたいと思っています。

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