悩み
地域交流事業を始めています。まだまだ周知されていなくて、参加される方が少ないのが現状です。今日は、子育て講演会で、『心を育てる』をテーマにお話できればいいなと思っていました。・・・が、参加されたのは一組だったので、1対1でお話をさせて頂きました。
11ヶ月のかわいい女の子を抱っこして来られました。発達がゆっくりなのを、少し心配していらっしゃいました。発達については、月齢が低いほど個人差が大きいので迂闊なことは言えませんが、しっかり私の目を見て、喃語で語りかけてくれ、私がいい人かどうか(?)を見ているような感じがして、あまり心配されなくてもいいのではないかと思いました。
発達に遅れがあるのでは・・・と、どなたも心配されたことがあると思います。寝返りが遅い、おすわりできない、ハイハイしない、つかまり立ちをしない・・いつもいつも定型発達と比べてしまい、ひどく悩んだり、落ち込んだりしますよね。
「子育て支援センターに行って玩具があっても、全然手を出そうとしないんです。他の子は次から次に玩具を手にしたり、試したりしているのに・・・」「新しいことに対して慎重なのかもしれませんね。反対に、全然怖がることがなく、母親の方を振り返りもしない子のお母さんは、『誰かれ構わず手を出すのは、母親との信頼関係ができていないせいかもしれない』と悩まれることもあるようです。人は持っていないものを求めるところがありますよね。」とお話すると、少しホッとしたような顔をされました。
はたから見ると些細なことでも、ご本人は真剣に悩まれ、悪い方に想像力が働くこともあります。寒くなってきましたが、りんごの花保育園に遊びに来て下さい。子ども達が一生懸命、真剣に遊んでいる姿を見るだけで、元気が湧いてきます。子どもはみんな未知数です。たまには、子ども集団の中でお子さんを遊ばせてみませんか。