きょうだい
兄弟げんかをするのが悩みだというお母さんの話を聞くことがあります。同じ家の中にいるのですから、けんかをするのは仕方ないと思っていても、頻繁だったり、激しいケンカはいやですよね。
私にもひとつ年下の妹がいて、小さい頃はよくけんかをしました。きょうだいは最大のライバルと言われることがありますが、母親の愛情を求めてけんかすることも多かったように思います。
母親は、きょうだいを公平に扱おうとしますが、子どもは、公平ではなく、自分をより愛してほしい、より大事にしてほしいと思っているのですから、難しいですね。
大人になって(互いに子どもができて)から、気づいたことがあります。私も妹も、相手の方がより母親に大事にされていたと思っていたことです。小さい時は、「もう、〇〇ばっかり・・・」と母に文句を言い、大きくなると、心の中で、「いつも〇〇ばかり・・・」と思っていました。妹も同じように思っていたことに気づいた時、なんだか母に申し訳ないような気がしました。
きょうだいはやっぱり特別な関係です。きょうだいげんかを失くす特効薬はありませんが、けんかができるきょうだいがいるのはいいことですね。