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子どもの事故

昨日は、福岡市主催の危機管理・事故防止研修会にも出席しました。2年前、福岡市の認可保育園で1歳児の男の子が園内の雨水桝に頭を入れた状態で見つかり、一時意識不明の重体に陥った事故がありました。当時、近くで起きた事故に驚き、子どもの命を預かる責任の重さを改めて感じたことを思い出します。

 福岡市は、事故調査委員会を立ち上げ、今年8月に結果報告を公開しました。その結果をもとに、二度とこのような事故が起きないよう防止策の強化と危機管理の徹底を進めている中で開催された研修会でした。

 子どもの事故は、1歳児に最も多く発生しています。歩き始めで歩行が不安定なこと、頭が重くバランスが取れにくいこと、好奇心が旺盛なのに危険に対する認識がないこと・・・・発達の特徴を見ると、事故に遭うリスクが高いことがわかります。

 研修では、法令・ルールをつくること、環境を改善すること、教育をすることで事故を減らすことができると言うお話を聞きました。自分(園や先生達)の力で変えられることと変えられないことがありますが、変えられるものをみつけて一つでも事故を減らすことが大切だと思います。

 長い間子ども達の側にいて感じるのは、子どもは強くて弱い、逞しくてもろい存在だと言うことです。生命力にあふれている半面、病気になるとみるみる弱ってしまいます。すごいエネルギーで動きまわっているのに、転んだりぶつかったりすると、大きな怪我に繋がってしまうこともあります。

 朝、保護者の方から預かった大切なお子さんを、夕方(夜)、預かった時と同じ姿(身体)で保護者の方にお帰しすること・・・当たり前のことですが、日々緊張感を持っていなければと思います。

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