top of page

生命

昨日の夜は、福岡市医師会館で行われた10ヶ月健康診査登録医研修会に参加しました。テーマは、『乳児の母斑・血管腫~診断のポイント・治療時期~』で、福岡市こども病院形成外科科長の医師の方の講演を拝聴しました。

 一般的に痣(アザ)と言われるものには、様々な種類があり、見た目だけの問題ではなく、内臓や頭蓋内に影響を及ぼす命に関わるものがあることを知りました。1年以内に受診をして、他の疾患を伴っていないか、将来的にどんな影響が出てくると予想されるのか精査することが大切だそうです。

 痣の治療にはレーザー治療が多いのですが、1歳前に始める方が良く、効くものと効かないものがあるそうです。講演後、フロアからの「レーザー治療の痛みはどんなものか?」と質問に、「ゴムで弾かれたような強い痛みがある」と答えられていました。

 「レーザーが痛いということは子どもを見ていてわかるので、今まで検診で相談があった時に、消失する可能性もあるから、しばらく様子を見てもいいと答えたことがあります。」と質問された医師の方がおっしゃっていました。

 やっと生まれた命。五体満足で生まれてくることを誰しも願うのですが、リスクを背負って生まれてくる命もたくさんあります。

 夜遅くから始まった研修会には、たくさんの医師の方が来られていました。命を守る第一線で働く医師の方には、大きな責任と、どんなに医学が進んでもやっぱり日々迷いがあるのだと思いました。

Recent Posts

See All
大晦日

令和元年は、明日で最後の日を迎えます(更新が遅くなりました)。今年の最大の出来事は、元号が令和になったことですね。 今年は、保育園や保育士の不祥事が次々に報道され、保育園に対する信頼が揺らいだ年でした。今まで表に出なかっただけなのかもしれませんが・・・。それだけ幼児教育・保...

 
 
 
保育実習

先日の福岡市園長会で、保育士養成校の先生方と、福岡市保育所連盟の理事の先生方との意見交換会の報告書が配布されました。その内容を見てやっぱりと思うことがたくさんありました。 保育実習は10日間実施する学校が多いようです。実習では、実際に子ども達と関わり、現場の先生達の姿を見て...

 
 
 
公衆電話

お昼前、公衆電話から電話がかかって来ました。予想通り、福重東公園に散歩に行ったりんご組(3・4・5歳児)担任のM先生からです。 M先生の後は、次々に子ども達が電話口に出て話してくれたのですが、みんな慣れない公衆電話に戸惑っているようで、緊張した様子の小さな声でした。きっと、...

 
 
 

Kommentare


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page