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生命

昨日の夜は、福岡市医師会館で行われた10ヶ月健康診査登録医研修会に参加しました。テーマは、『乳児の母斑・血管腫~診断のポイント・治療時期~』で、福岡市こども病院形成外科科長の医師の方の講演を拝聴しました。

 一般的に痣(アザ)と言われるものには、様々な種類があり、見た目だけの問題ではなく、内臓や頭蓋内に影響を及ぼす命に関わるものがあることを知りました。1年以内に受診をして、他の疾患を伴っていないか、将来的にどんな影響が出てくると予想されるのか精査することが大切だそうです。

 痣の治療にはレーザー治療が多いのですが、1歳前に始める方が良く、効くものと効かないものがあるそうです。講演後、フロアからの「レーザー治療の痛みはどんなものか?」と質問に、「ゴムで弾かれたような強い痛みがある」と答えられていました。

 「レーザーが痛いということは子どもを見ていてわかるので、今まで検診で相談があった時に、消失する可能性もあるから、しばらく様子を見てもいいと答えたことがあります。」と質問された医師の方がおっしゃっていました。

 やっと生まれた命。五体満足で生まれてくることを誰しも願うのですが、リスクを背負って生まれてくる命もたくさんあります。

 夜遅くから始まった研修会には、たくさんの医師の方が来られていました。命を守る第一線で働く医師の方には、大きな責任と、どんなに医学が進んでもやっぱり日々迷いがあるのだと思いました。

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